ルーペ(拡大鏡)と眼鏡の違いは?気づかない“意外な盲点”|めめ眼科船橋|習志野・実籾の眼科・白内障手術

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ルーペ(拡大鏡)と眼鏡の違いは?気づかない“意外な盲点”

ルーペ(拡大鏡)と眼鏡の違いは?気づかない“意外な盲点”|めめ眼科船橋|習志野・実籾の眼科・白内障手術

2025年10月21

本や新聞などの文字が見えにくくなったときにルーペ(拡大鏡)を使用する人は多いと思います。店舗や通販サイトでは手持ち型のルーペや眼鏡型のルーペなど、さまざまな製品が販売されていますが、物が見えにくくなったときにルーペを使用しても問題はないのでしょうか。ルーペの適切な使い方や、物が見えにくくなったときの対処法など、よくある質問について解説します。

Q.眼鏡とルーペ(拡大鏡)の違いは?

どちらも『見えにくさを助ける道具』ですが、目的と仕組みが少し異なります。

加齢や近視、遠視、乱視といった屈折異常によって、網膜上にピントが合わなくなった光を、正しい位置に戻すのが眼鏡の役割です。

ピントを合わせるのではなく、見たいものを大きくして認識しやすくする働きがあります。

例えば、老眼で近くの文字がぼやける場合、本来は“ピント調節力”が落ちている状態なので、正しくは老眼鏡で補正するのが基本です。ルーペを使うと一時的に文字は大きく見えますが、ピントのずれ自体を直すわけではありません。

Q.本や新聞などの文字が見えにくくなったときにルーペを使用しても問題はないでしょうか

結論から言えば、一時的な使用は問題ありません。読書や細かい作業を短時間行うときに、ルーペを使うのは日常生活の中でも有用です。

もし以前よりも見えにくくなっている場合、単なる老眼だけでなく、白内障や緑内障、黄斑変性症などの病気が隠れている可能性もあります。

これらの病気は初期症状が分かりづらく『最近小さい文字が読みにくくなった』と感じる程度で気付かれることも多いのです。従って、『ルーペを使えば見えるから大丈夫』と思わず、まずは眼科で視力や目の状態を確認することが大切です。

Q.物が見えにくくなったにもかかわらず放置した場合、目にどのような影響を与える可能性がありますか

物が見えにくい状態を放置すると、知らず知らずのうちに目に負担をかけてしまうことがあります。ピントを合わせようとして無理に目を凝らしたり、顔を近づけて作業を続けたりすることで、眼精疲労や肩凝り、頭痛などが起こりやすくなります。また、視力の低下が進行する病気を見逃すと、後から治療しても回復が難しくなる場合があります。

特に、黄斑変性症や緑内障のような疾患は、早期発見・早期治療が重要です。『最近、片方の目だけ見づらい』『文字がゆがんで見える』といった症状があるときは、早めに眼科を受診しましょう。

Q.物が見えにくいと感じるようになったときの対処法は?自分の視力に合った眼鏡を作るべきでしょうか

見えづらさを感じたときは、まず次の3つのステップを踏むとよいでしょう。

 ルーペは手軽で便利な道具ですが、眼鏡の代わりになるものではありません。もし「最近見え方が変わった」と感じたときは、まず原因を確認することが大切です。老眼であれば適切な眼鏡で快適に過ごせますし、病気が見つかれば早期に治療を始めることができます。見えにくさを感じたら、まず眼科へ。そのうえでルーペを上手に活用し、生活の質を落とさずに「見える喜び」を維持していきましょう。

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