2025年11月08

🍁食欲の秋に目の健康を守る栄養を
秋は「食欲の秋」と呼ばれる季節。旬の食材が豊富に出回り、体に良い栄養素を美味しく摂れる絶好のタイミングです。実はこの季節、目の健康を守るためにも栄養バランスがとても大切です。今回は、目の老化予防や疲れ目対策に欠かせない「ルテイン」と「ビタミンA」に注目してみました。
ルテインとは?
ルテインは、目の網膜の中心にある「黄斑部(おうはんぶ)」に多く存在する色素の一つです。
スマートフォンやパソコンのブルーライト、紫外線などの刺激から網膜を守る“天然のサングラス”のような役割を果たしています。
しかし、ルテインは体内で作ることができず、年齢とともに減少してしまうため、食事で意識的に補うことが大切です。
ルテインを多く含む代表的な食材は、
- ほうれん草
- ケール
- ブロッコリー
- 枝豆
などの緑黄色野菜です。これらを油と一緒に摂ることで吸収率が高まります。炒め物やスープなどにして摂取すると効果的です。
ビタミンAの働き
ビタミンAは、「目のビタミン」とも呼ばれ、暗い場所での視力を保つために欠かせません。
不足すると、夜盲症(暗いところで見えにくくなる)や、ドライアイなどの原因にもなります。
また、目の表面(角膜や結膜)を保護し、潤いを保つ働きもあります。
ビタミンAを多く含む食材は、
- レバー(鶏・豚)
- 卵黄
- うなぎ
- にんじん
- かぼちゃ
など。特に秋が旬のかぼちゃやにんじんは、体内で必要に応じてビタミンAに変わる「β-カロテン」を豊富に含んでいます。
目にやさしい秋の食卓を
秋は、夏の疲れが残りやすく、目の乾きやかすみを感じやすい季節でもあります。
ルテインやビタミンAを意識的に取り入れることで、目の細胞を守り、疲れにくい目を保つことができます。
例えば「ほうれん草とかぼちゃのグラタン」や「ブロッコリーと卵の炒め物」など、手軽な秋メニューで美味しくケアしてみてください。
旬の食材は栄養価が高く、体にも目にも優しい自然の恵みです。食欲の秋こそ、目の健康を育てる食事を意識してみましょう。