網膜の疾患|めめ眼科船橋|習志野・実籾の眼科・白内障手術

〒274-0072千葉県船橋市三山9丁目10番1号

047-409-3331

WEB予約 LINE予約
下層メインビジュアル

網膜の疾患

網膜の疾患|めめ眼科船橋|習志野・実籾の眼科・白内障手術

網膜の疾患について

網膜は、眼球内に位置し、視覚の初期情報処理を担当する重要な組織です。網膜は、角膜と水晶体を通過した光を受け取り、それを電気信号に変換して視神経を介して脳に送り、私たちが「ものを見る」という能力を可能にします。

網膜の中心部分である黄斑は、視力に関与する重要な領域であり、網膜の病気によって影響を受けることがあります。代表的な網膜の疾患には、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、網膜剥離などがあります。これらの疾患は、視力や視野に異常を引き起こし、放置すると失明に至る可能性があります。

網膜の疾患の治療法には、レーザー治療、硝子体注射、網膜硝子体手術などがあります。特に網膜硝子体手術は、非常に難度の高い手術であり、網膜の病気が進行した場合に必要とされることがあります。

この手術は、病院での入院が必要な場合もありますが、日帰り手術として行われることもあります。日帰り手術の場合、手術自体は当日で完了しますが、術前の検査や術後の経過観察のためにこまめな通院が必要となります。網膜の疾患に対する早期の診断と適切な治療が重要です。症状がある場合や疑いがある場合は、眼科医に相談し、適切な検査と治療を受けることが、視力を守るために不可欠です。

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症は、糖尿病患者の重要な合併症の一つです。この症状は、眼底出血によって引き起こされ、黒い点が見えたり、視界がかすんだりすることがあります。病気が進行すると、失明に至ることもありますので、早期の発見と適切な治療が非常に重要です。糖尿病を患っている人は、定期的に眼科の検診を受けることを強くお勧めします。

加齢黄斑変性

加齢黄斑変性は、加齢に伴って黄斑(視力の中心部に位置する組織)に障害が生じ、見えにくくなる病気です。滲出型と萎縮型の2つに分類されます。滲出型では新生血管が網膜の下にでき、成分や血液が漏れて黄斑に障害を与えます。

治療には抗VEGF療法が使われます。萎縮型では黄斑が委縮し、症状は進行が緩やかで急激な視力の低下はありません。特別な治療方法はありません。症状には中心部が暗く見える、歪んで見える、不鮮明に見える、かすんでぼやけるなどがあります。

網膜剥離

網膜剥離は、眼球の内側にある網膜が破れたり穴ができて、液化した硝子体が網膜の下に入り込み、網膜が内側に剥離する病気です。この状態では網膜の一部が見えなくなり、視野狭窄や視力低下といった症状が現れます。初期段階では飛蚊症(黒い点や虫のようなものが見える)や光視症(光の点滅や閃光が見える)が自覚されることがありますが、無症状の場合もあります。

網膜剥離は放置すると失明のリスクが高まる重篤な疾患であり、早期発見と治療が重要です。治療方法は網膜剥離の程度により異なり、手術が必要な場合が多いです。症状がある場合や見え方に異常を感じる場合は、早めに眼科医に相談し、適切な治療を受けることが大切です。

網膜静脈閉塞症

網膜静脈閉塞症は、網膜の静脈に閉塞が起き、血流が悪くなる疾患です。主な原因は動脈硬化で、高齢者だけでなく最近では40代や50代の患者にも見られます。症状には急激な視力低下、視界の歪み、視野欠損などがあります。閉塞した箇所によって症状の程度が異なり、末梢で閉塞した場合は症状が出ないこともありますが、網膜の中心近くで閉塞した場合は急激な視力低下が起こる可能性があります。

中心性漿液性脈絡網膜症

中心性網膜症は、網膜の中心に位置する黄斑部における浮腫が特徴的な疾患であり、この浮腫が視力の低下を引き起こします。この病気は通常、片眼に発症し、両眼が同時に罹患することは珍しいです。症状は軽度の視力低下であり、中心暗点、小視症(モノが実際よりも小さく見える)、変視症(モノが歪んで見える、特に直線的なもの)などが現れることが一般的です。

中心性網膜症の原因については、はっきりとした理解が得られていませんが、30代から50代の働き盛りの男性に多く見られ、ストレスが関与しているのではないかという説があります。その他にも、妊娠時や副腎皮質ステロイド薬の使用といった要因と関連付けられることがあります。網膜に栄養を供給する脈絡膜の血管から水分がにじみ出て、黄斑部周辺に浮腫を引き起こすことで、視覚障害が生じます。

幸いなことに、中心性網膜症は多くの場合、自然に治癒する傾向があります。浮腫が改善されると、症状も軽減されますが、再発することがあるため、定期的なフォローアップが必要です。治療方法としては、安静が奨励され、症状が重い場合にはレーザー治療を行うことがあります。視力低下の症状がある場合、早めに専門医の診察を受けることが大切です。

TOP