眼科は、目と目の周囲に関する病気を全般的にみる診療科で、乳幼児からご高齢の方まで幅広く診療します。目から入ってくる情報は体の五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)の中で約90%を占めています。情報の視覚化が進む現代では、“ものを見る”ことは、日常生活においてきわめて重要です。
診療案内
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眼科は、目と目の周囲に関する病気を全般的にみる診療科で、乳幼児からご高齢の方まで幅広く診療します。目から入ってくる情報は体の五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)の中で約90%を占めています。情報の視覚化が進む現代では、“ものを見る”ことは、日常生活においてきわめて重要です。
小児眼科は小児や子どもの眼疾患を専門とする診療科です。目は8-9歳くらいまでには成人同様の視力になるといわれていますが、それまでに何かしらのトラブルが生じて成長が阻害されると、のちのち様々な影響が出ることが考えられます。
眼球にはレンズのような働きを担う水晶体という透明な組織があります。この水晶体の中のタンパク質が様々な原因によって白く変性し、濁って見えるようになる病気が白内障です。最も多い原因は加齢によるもので、年齢を重ねるほど発症しやすく、60歳を過ぎた頃から少しずつ水晶体が濁り始め、70代以降の高齢の方ではその大半に白内障の症状がみられます。
硝子体(しょうしたい)は、コラーゲン繊維と水を含んだヒアルロン酸を成分とするゼリー状の透明な組織です。水晶体よりも奥の部分(硝子体腔)を満たし、眼球の容積の大半を占めています。
前方は水晶体に接し、後方の大部分は網膜および視神経と接触しています。硝子体は加齢や疾患によって変質し、網膜を引っ張ったり、濁ったりすることで目の障害を引き起こします。この変質してしまった硝子体を除去する手術が硝子体手術です。同時に網膜に生じた病変も治療します。
目の一番奥の眼底には、網膜という神経の膜があり、そこには細い血管(毛細血管)が広がっていて、神経細胞に酸素や栄養を供給しています。網膜上に起こる重篤な症状には、この血管の血流悪化によって起こる血液成分の漏出や、血流悪化を補おうとして発生する新生血管(異常な血管)などがあり、これらが原因となり網膜の中心にある黄斑(おうはん)に浮腫(むくみ)をきたすことがあります。
近視・遠視・乱視・老眼(老視)といった屈折異常がある場合、眼鏡やコンタクトレンズによる矯正で快適な視力を取り戻すことができます。ただ一方で、視力低下は様々な眼科疾患の症状として現れることがよくあり、なかには適切な治療を行わないと深刻な視力障害を招いてしまうものもあります。
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