子どもの「まばたき」や「しょぼしょぼ」、もしかしてドライアイ? 原因と毎日のケア|めめ眼科船橋|習志野・実籾の眼科・白内障手術

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子どもの「まばたき」や「しょぼしょぼ」、もしかしてドライアイ? 原因と毎日のケア

子どもの「まばたき」や「しょぼしょぼ」、もしかしてドライアイ? 原因と毎日のケア|めめ眼科船橋|習志野・実籾の眼科・白内障手術

2026年8月22

スマートフォンやタブレット、ゲーム機が身近になり、子どもたちが画面を見る時間がぐっと増えている現代。「最近、子どもがやたらと目をパチパチさせる」「目が疲れると言っている」といったご相談を外来でも多く受けるようになりました。

コンタクトレンズや眼鏡をつくりに行った際、「ドライアイですね」と指摘されて驚かれる親御さんもいらっしゃるかもしれません。

今回は、大人だけでなく子どもたちにも増えている「ドライアイ」について、その症状やリスク、おうちでできる予防法を分かりやすく解説します。

ドライアイって、実はどんな病気? 目の乾き以外のリスク

「ドライアイ」と聞くと、「目が乾く病気」というイメージが強いかもしれません。しかし、医学的には「涙の量が減ったり、涙の質がバランスを崩したりすることで、目の表面が傷ついてしまう病気」と定義されています。

目の表面は、常に「涙の層」によって守られています。この涙の層は、いわば目のバリア。これが乾燥や質の低下によって壊れると、さまざまなトラブルを引き起こします。

ドライアイがもたらす「乾き」以外のリスク

目が乾くだけでなく、以下のようなリスクや症状につながります。

  1. 目の表面の傷(角膜障害): 涙のバリアがない状態でまばたきをすると、まぶたの裏と目の表面がこすれ合い、細かなキズがついてしまいます。
  2. 見えにくさ(視機能の低下): 涙の層がデコボコになると、光がきれいに目に届かなくなるため、「なんとなくかすむ」「夕方になると見えづらい」といった症状が起きます。
  3. 感染症のリスク: 涙には、外から入ってきた細菌やウイルスを洗い流し、抗菌成分で守る働きがあります。涙が減ると、結膜炎などの感染症にかかりやすくなります。

子どもでもドライアイになるの? 気づきにくい理由

「ドライアイは大人の病気では?」と思われるかもしれませんが、実は現代の子どもたちの間でもドライアイは増加傾向にあります。

子どもがドライアイになりやすい理由

人間は、画面に集中しているとき、無意識にまばたきの回数が普段の3分の1程度に激減します。まばたきは、目の表面に新しい涙を塗り広げるワイパーの役割をしているため、これが減ると一気に目が乾燥します。さらに、タブレットやスマホの位置が目線より上にあると、目が開きっぱなしになり、涙が蒸発しやすくなります。

なぜドライアイだと気づきにくいのか?

子ども本人は、自分の目の状態が「普通」であるため、ドライアイの不快感を言葉でうまく表現できません。 「目が乾く」と訴えることは稀で、以下のようなサインとして現れます。

  1. テレビやゲームを見るときに、やたらとパチパチとまばたきをする
  2. 目をしょっちゅう手でこすっている
  3. 「まぶしい」と極端に嫌がる
  4. 夕方になると「目が疲れた」「頭が痛い」と言い出す

これらは「癖」や「疲れ目」で見過ごされがちですが、背景にドライアイやそれに伴う目の表面のキズが隠れていることがあります。

日常生活の中から取り組めること・改善の提案

お子さまの目を乾燥から守るために、ご家庭ですぐに実践できるポイントをご紹介します。まずは、日常生活の環境を少し見直してみましょう。

  1. デジタル機器の「利用時間」と「距離」のルールづくり
    画面を見るときは、30分に1回は画面から目を離して遠くを見る(休憩を入れる)習慣をつけましょう。画面と目の距離は、できるだけ離し(30cm以上)、目線が少し下向きになる高さに調整するのが理想です。
  2. 意識して「まばたき」をさせる
    集中しているときは「大きくパチパチしようね」と声をかけ、涙を目の表面に行き渡らせてあげましょう。
  3. 部屋の乾燥対策
    エアコンの風が直接目に当たらないように風向きを調整したり、冬場や乾燥する季節は加湿器を活用して湿度を保ちましょう。

この症状が出たら眼科へ(専門家の判断を仰ぐ)

ご家庭でのケアや環境改善を試しても、以下のような症状が続く場合は、自己判断せず早めに眼科を受診してください。

  1. 何度も目を強くこする、または痛がる
  2. 目の充血が引かない
  3. 光を異常にまぶしがる
  4. 視力が下がったように感じる(黒板の字が見えにくいなど)

眼科では、特殊なライトを用いて目の表面に傷がついていないか(角膜障害の有無)や、涙の量・質を詳しく検査します。その上で、お子さまの目の状態に合った点眼薬(保湿成分や涙の質を整える目薬など)が処方されます。

ドライアイは「お肌の乾燥」と似ています

最後に、保護者の皆さまにぜひ知っておいていただきたい大切なポイントがあります。

ドライアイは、皮膚の「乾燥肌」や「敏感肌」と非常によく似ています。年齢を重ねるにつれて体質としてなりやすくなる側面があり、一度発症すると「これをすれば完全に治って二度とならない」という完治が難しい慢性疾患の性質を持っています。

そのため、治療によって目の調子が良くなったとしても、乾燥しやすい環境(スマホの利用やエアコンの風など)に戻れば、また症状がぶり返してしまいます。

乾燥肌の方が日常的に保湿クリームを塗るように、ドライアイも症状が出ているときや、乾燥しやすい環境にあるときは、予防的に保湿成分の入った点眼薬を継続して使用することが大切です。上手に目薬をライフスタイルに取り入れながら、お子さまの大切な目を守っていきましょう。

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【参考文献・エビデンス出典】

  • 公益財団法人 日本眼科学会:「ドライアイ」
  • アジア・ドライアイ学会(Asia Dry Eye Society)診断基準
  • 厚生労働省 e-NET情報:「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」

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